橋渡し

 今日はスピリッツ大会前の最後の練習。本来なら練習を終えて大会への想いなどを書くところだが、今回はチームではなく、代表決定大会そのものについて、いや東京タグについて私の想いを述べてみたいと思う。
 白小フェニックス設立当初、私は若かった。試合中、レフリーのジャッジに対し、異議を唱えたりすることが多かった。スポーツの世界ではあってはならないこと。レフリー尊重の精神がなければスポーツは成立しないからだ。ただチームの監督としてルールにのっとり日々、指導をしている身としては、オーバーステップやコンタクトなどタグ特有のルールが試合の中で見落とされがち(創世期のみ今は違う)なゲームに疑問を感じてしまっていた。イコールコンディションとはいえ、これではタグラグビーが成立しない、男女一緒に楽しんでプレーできないと考えたからだ。こんな性格だから協会の方々には本当に多大な迷惑をかけた。
 それから数年、私はフォーリスカップや多摩カップの立ち上げ、運営にかかわるにつれ、運営の大変さや、協会の事情がよく見えてきた。ラグビー協会はタグだけやっているわけではない。普段自分の仕事を抱えつつ、土日はミニ・ジュニアラグビーの指導をしている。SCの時期がくると自分のチームを後回しにして普及のためにタグに時間をさいてくれているということが分かった。しかも多くの方が私の父と同じ年くらい。その方々がSCになると運営・レフリー・TJ1日中ぶっ通しでタグのために頑張ってくれる。日頃はラグビーなのだからタグのレフリングについて経験値が少ないのは当然である。しかも体力的に厳しい年齢である。年に600試合以上レフリングしているしかも若い教員の方が上手いのは当たり前。
 協会の方々の努力や苦労が見えてきたからこそ、私は参加するだけでなく、自分も運営にかかわろうと考えた。人はその人の立場にならないと真にその人を理解することはできない。協会は何故、教員がここまで熱くなるのか、自チームだけでなく、東京タグという、もっと広い視野で物事を見て欲しいと考えている。教員は協会にもっと丁寧に物事を進めて欲しいと考えている。保護者や子供への説明責任があるからだ。このままではいけない、誰かが両方の立場を理解し、橋渡しをしなければならないと思った。その役目は創世期からタグにかかわってきた私の使命だと思った。
 タグ役員となった今年、私は現場の意見を役員会に上げた。もちろん意見を言うだけでなく、教員が協力できることは積極的にやっていくことも伝えた。その結果が代表戦参加チーム数の増加である。多くの子供に代表戦のレベルの高い試合を経験させたい。一人でも多くの子供に長くシーズンを経験させてやりたいという教師の願いを実現させた。もちろん、チーム数増加に伴い、協会の負担も増えるので、代表大会進出チームは運営補助員を出すという協力体制を構築し、12チームの代表大会を現実的に運営できるようにした。
 また各大会に他地区の教員がレフリーとして参加することによって東京ブロックはレフリーの量・質ともに向上した。しかし改革1年目。まだまだ課題はある。私が未熟なため、橋渡しがうまくいかず、協会の方や各チームに迷惑をかけてしまうことも多かった。本当に深く反省している。
 明後日は東京ブロックの総決算、代表決定大会が行われる。予選ブロック大会のように協会も指導者も子供も皆が、「よかった!」と言えるような大会になるといいと心から思っている。それが橋渡し役である私の最大の願いである。

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