多摩カップその2

 前回はスピリッツ中心の記事となったので、今回は大会全体について書こうと思う。
 1日順延となったため卒業15、新人14チームでの多摩カップとなった。
 当日朝、雪はないがグランドは凍り付いていた。その中で各団体から運営役員と青陵中学校ラグビー部とで8時からグランド作り。しばらくするとグランドの氷が溶け、べちょべちょの状態に。その影響もあって当初9時に予定していた第1試合を30分繰り下げて行う判断をした。とはいえ、そんなに簡単にグランドが回復するはずもなく、午前中はどろんこ状態でゲームが行われた。
 その状態で勝利するためには、泥だらけになることを恐れない気持ちと、足場を気にせず一生懸命走ることだった。それができたチームはしっかり勝ち上がることができていた。特に南白の各チームの泥だらけになることを全く恐れない気持ちの強さが予選では光っていた。
 午後のトーナメントになるとグランドもほぼ回復。各チームは普段通りのプレーをすることができるようになった。そうなるとパススキル、ランスキル、チームの組織力が大きく影響してくる。予選では互角に戦えていたのに、午後になると点差が開く、もしくは勝敗がひっくりかえってしまうゲームが多く見られた。

 (プレートの部)
 新人大会では初戦で優勝候補ひかりレッドに敗れた浦安ウイングスブラックと、七国に敗れた南白レジェンドαの強さが目立った。この2チームに関して言えば組み合わせが違っていたら、きっとカップでも良い結果を残すことができただろうと思わせる戦いぶりだった。両チームによる決勝戦は、5−4という接戦で浦安ウイングスブラックが制し、プレート優勝を勝ち取った。
 卒業生リーグでも初戦で南白レジェンドAに敗れた若葉台ドリームスターズがコンディションの回復したグランドで本来の力を発揮。小柳ライトニングスBを5−3、南白レジェンドCを7−2、決勝戦で小柳ライトニングスAを3−1で破り常にタグの安全圏2点差をつけ優勝。東京ブロック3位の実力を証明した。
 (カップの部)
 優勝候補の七国スピリッツとひかりきっずレッドが準決勝で当たる組み合わせとなった。それぞれ初戦を9−0で快勝。下馬評通りの強さで準決勝進出を決めた。逆のブロックでは白小フェニックスグリーンが七国侍を6−1、茅ヶ崎ブルージェイズが七国ミニリッツを4−2で破り、準決勝進出を決める。白小フェニックスグリーンと茅ヶ崎ブルージェイズは白小が1対1の勝負で優位に立ち、6−4で勝利。決勝進出を決める。七国スピリッツとひかりきっずレッドの戦いは互いの自慢の組織攻撃を、こちらも自慢の鉄壁の守備で食い止めるという一進一退の展開。しかし1対1のスピード、ステップ力で若干優位に立った七国が徐々に点差を広げ5−2で勝利した。決勝は白小フェニックスグリーンと七国スピリッツ。今まではボールをもらってから仕掛ける動きの多かった白小だが、このチームはトップスピードでボールをもらうことを意識するワンランクレベルアップしたよいチームだった。決勝戦ということもあり、集中力も高くデフェンスも高レベルで安定、前半は互角の戦いとなった。後半は徐々に力の差が出て、点差が開き4−1と七国に敗れはしたが、フルメンバーが揃い、皆がタグにその集中力の全てを注げばひかり・七国に間違いなく割ってはいることができる強豪に成長するだろう。優勝した七国は初戦の南白をのぞくと、全て安全圏2点差をつけての勝利。来シーズンの主役の一角であることを証明した。
 卒業生リーグでは全国出場の若葉台DREAMSと茅ヶ崎ブルーフェニックスが準決勝で当たる結果に。若葉台は初戦で白小フェニックスソウルと対戦。白小の意地に苦戦するも、5−3で退け準決勝進出を決める。一方の雄、茅ヶ崎ブルーフェニックスは茅ヶ崎ブルースカイとの同門対決を7−0で制し、こちらも準決勝進出を決める。もう一方では白小フェニックスハートが本町田東レッドスターズをサドンデスで破り準決勝進出を決める。南白レジェンドA対浦安ウイングスも大接戦。こちらもサドンデスで南白レジェンドが浦安を破り準決勝進出を決めた。全国進出同士の若葉台VS茅ヶ崎。SC多摩地区大会総括でも鉄壁と称された若葉台のデフェンスをかいくぐり茅ヶ崎が先制する。その後も茅ヶ崎がリード保ちつつ、前半を3−1で終える。後半は1−1と五分と五分の勝負。しかし前半の貯金が生き、4−2で茅ヶ崎ブルーフェニックスが勝利。決勝進出を決める。互いにサドンデスを戦い抜いた白小フェニックスハートと南白レジェンドは午前から気持ちの入り方が半端ではない南白が白小の攻撃をぎりぎりのところで食い止めていく。「最後に白小に勝ちたい!」そんな南白の心の叫びが聞こえるような気迫。交代メンバーはいない5人だけの戦い。それでもトライをもぎとる。3−1。公式戦で初めて南白が白小に勝利した瞬間だった。
 決勝は茅ヶ崎ブルーフェニックスと南白レジェンド。誰もが茅ヶ崎の圧勝を予想した。しかしその予想は南白の魂のプレーで覆されることとなる。実力は明らかに茅ヶ崎が圧倒的に上。しかし、これが最後のタグの公式戦となる南白は意地で茅ヶ崎の攻撃を食い止めていく。力差をカバーする強い気持ち。どれだけの人がこのチームのプレーに感動し、学ばされたことだろう。しかし流石、茅ヶ崎。相手の気迫に決して負けることなく、一瞬のスキをついてトライをもぎとっていく。3−0茅ヶ崎が初出場で地方大会NO1のレベルを誇る多摩カップを制した。間違いなくこのチームは「強い!」うまいというより「強い」のだ。どんな環境にあってもブレない、迷わない。だから全ての試合で高いパフォーマンスを発揮することができるのだ。この強さは選手一人一人の素直さ、謙虚さ、ひたむきさからくるものである。それは度重なる交流を通じよく分かった。これは若葉台にも通じることである。強いチームは選手の「心」が育っている。

 これで本年度の多摩カップは全て終了した。6年生一人一人には修了書が手渡された。多摩カップ独特の儀式である。タグで頑張ったこと、学んだことを中学という次のステージで大いに生かしてほしい。そして歴代の先輩が君たちにしてくれたことを、今度は君たちが後輩のためにやってほしい。このつながりがタグの素晴らしさなのだ。
 そして若葉台・茅ヶ崎は大いに全国で暴れてきてほしいと思う。目標は日本一だと思うが、ガチガチにならずに思う存分、全国の雰囲気を楽しんできてもらいたい。結局はいつも通りのタグをし、楽しめたチームが勝ち残ることができるのだと、優勝した歴代チームを見ていて思う。いつも通りやれば必ず目標は達成できるはずである。頑張れ!若葉台!茅ヶ崎!

 最後に新人リーグに参加した選手諸君。いよいよ4月からは君たちのシーズンが始まる。君たちの頑張りが、戦いが来シーズンのタグの歴史を作っていくのだ。思い切りやって欲しい。

コメントの投稿

非公開コメント

感謝

日曜日はありがとうございました。
記事を読ませてもらい、
運営・審判・そして数チームの指導と、
一人何役もしながら、参加チーム全てをしっかり見ていることに感動しました。

若葉台は、全員が多摩カップの雪辱を
全国大会で晴らそうと気合を入れ直しました。
茅ヶ崎とも多摩カップで交流できたので、
全国大会決勝で戦えるように、全力を尽くします。
東京の代表として、七国、白糸台、南白糸台、ひかりきっず、予選に参加した全てのチームの夢を背負って、秩父宮で頑張ります!

Unknown

ブログを読んで、又よみがえりました…

気迫…すごかったですね (◎o◎)

6年生卒業生の試合は、スピード、技術、かっこよかったhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0166.gif"> 風をきる音を感じましたよ…
素晴らしい試合に感動しましたよ。(*^o^*)

いつもエネルギッシュに大会運営をやられてる、先生方には感謝しておりますm(_ _)m

これからも、ひかりとの交流をよろしくお願いします
プロフィール

taguragu

Author:taguragu
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
リンク