府中にタグの風

 今日はフェニックスコーチ陣と共に、11月3日(金)に行われる第2回フォーリスカップの打ち合わせに出かけてきた。今回のフォーリスカップは市内13校、53チームが最終エントリーを済ませた。前回の9校、24チームでもすごいと感じたが、今回のこの数は本当に驚いた。市内の学校参加率が50%を越えるのは日本でも府中市だけである。更にすごいのはレフリー・ラインズマンが全て府中市の教員によって行われるということだ。もちろんこれも全国初である。加えて27日(土)の組み合わせ抽選会・3日当日のタイムキーパー、会場アナウンスは市内在住の中学生(本校卒業生中心)が担当するなど、府中市に確実に「タグの風」が吹いていることを実感した。府中市ラグビー協会、スポンサーのフォルマ、市内の先生方、ボランティアの中学生に心より感謝したい。
 しかし何故、半数を超える学校がタグに取り組み始めたのか?今日の打ち合わせに出てよく分かった。それはタグにふれた先生方が「タグの教材としての価値の高さ」に気付いたからである。私は別にタグが一番のスポーツだとは全く思っていない。素晴らしいスポーツは数多くある。それぞれに良さがある。ただ小学校体育の授業としての教材となると指導の難しさを感じるものがあるのは事実だ。
 体育授業における教材は皆が楽しめるものでなければならない。そのためには、どの子にも活躍できる機会がなければならない。ところが運動を楽しむための技能修得が難しい教材、学習開始時のスタートラインに大きな差がある教材がある。なにも工夫せず、そのまま既存のルールのままに授業を行うと、技能の高い子どもがボールを保持し、得点をとる。個の力だけでゲームが成立してしまう。他の子どもは技能修得が十分でないため、活躍することが難しく、運動を十分楽しむことができない・・となる危険性があるのだ。だから我々教師はどの子も楽しめるようにルールの工夫や場の工夫などで、何とか全ての子どもが皆楽しく学習できるよう、日々努力をしている。しかしスタートラインの大きく違う子どもたちを100%満足させる工夫は、なかなか難しい・・というのが現実だ。片方に重点を置けば、片方に制約がかかる・・常にこのジレンマとの戦いである。
 府中市のみならず、全国の小学校教師が「タグの教材としての価値」を認めているのは我々の悩みを解決できる可能性がある教材だからである。タグは一般的なスポーツではない。したがってスタートラインは、ほぼ同じである(この点においては本校には課題がある)。またボールを持って走る、タグをとる等、比較的どの子にも、技能修得が容易であるということ。コンタクトプレーを廃したスポーツであるため安全で、男女関係なく運動ができるということ。攻守混合型ゲームであるにもかかわらず、一定の回数の攻撃権が保証されており、チーム内での作戦の立案・実施・成功のサイクル達成が比較的容易であること。一人一人の役割が明確であること。などの特性をもっている。このスポーツを教材として扱うことで体育の授業の中で、生き生きとした子ども達の表情を数多く見ることができるのでは・・・と考えているのである。
 私は11月3日大会当日が楽しみにしている。男女学年関係なく、グランドの至る所で数多くの府中っこの生き生きとした表情が見られることを。その表情を見て喜ぶ大人の顔を見ることを。その時、確実に「府中にタグの風が吹く」

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待ってました!!

フェニックスのHPを作っていただきありがとうございます。
フェニックスノートも楽しみです。
いつもお忙しい中、朝早くからご指導ありがとうございます。
いよいよこれからいろんな大会がはじまりますね。
いつも応援しています。これからもよろしくお願いいたします。

おめでとうございます

大会間近で大変でしょうが、頑張ってくださいね。頑張っている先生を陰ながら保護者として応援してますよ。http://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en2.gif">

おめでとうございます!

HPの開設おめでとうございます!
先日は、運動会に行けず残念でした。

転勤して、今の学校でもタグラグビーを始めました。
白小のレベルにいくまでには、長い道のりですが
タグラグビーに対する子どもの反応は、白小と一緒で
みんなとっても意欲的です。
中休み・昼休みともラグビーボールを
サントリーカップ東東京大会にも出場予定です。
東京大会決勝戦で対戦できることを夢見て、一生懸命
頑張りたいと思います。
白小も頑張ってください。http://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif">
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