みんなでルールを学ぼう!!

 皆がルールについて共通認識をもつこと。とても大切なことである。しかし、タグラグビーに於いては、しばしばルールについての人によって解釈の違いが見られる。まだ歴史の浅いタグラグビーである。致し方ないことではあるが、皆が安心してタグを楽しむためにも、このままではよくないだろう。 ローカルルールや、「誰かがこう言っていた」は抜きにして、文章化されている全国競技規則と、関東ラグビーフットボール協会から出されたレフリングの手引きから「公に規定されているルール」について皆で学んでいこうと思う。小学生には多少、難しいかもしれないが頑張って勉強してほしい。きっと、「へ〜そうなんだ〜」と、思うことが多々あるはずである。
(しかし、今回は最後まで読むのは相当、大変な作業である。頑張ってほしい)

第6回決勝大会 競技規則

1. ラグビー精神の尊重
タグラグビーは、ラグビー精神を尊重するプレーヤー、帯同コーチ、レフリー等関係者によって行われる。ラグビー精神に反する行為を行う者は、試合に参加することができない。

2. 試合開始前
双方のチーム代表プレーヤーがトスをし、勝った方が試合開始のフリーパス、またはサイドのどちらかを選ぶ。

3. 試合時間並びに試合の開始
試合時間は前半7分-ハーフタイム1 分-後半7分とし、前半と後半でコートチェンジを行う。
試合の開始並びに後半の開始はセンターライン中央からのフリーパスで行う。後半開始のフリーパスは前半開始のフリーパスを行わなかったチームが行う。
 レフリングの手引きでは、
* 試合の前半と後半は、(鐘の音の後の)レフリーの笛により終了します。レフリーは、時間を知らせる鐘
の音を聞いた場合、即座に終了の笛を吹きます。プレーヤーがプレー中であっても、笛の鳴りはじめたと
きをもって終了します。
 と、細かく規定されている。つまり、サントリーカップでは主審のラスト1プレーは無いことになる。

4. 接触行為の禁止
全てのプレーヤーは相手選手と接触をしないように努めねばならない。一切の接触行為並びに接触につながる行為をしてはならない。帯同コーチは、自チームのプレーヤーに接触行為並びに接触につながる行為を行わせない義務を負う。特に、以下の行為は厳禁とする。
(1) ボールを持っている時
1 防御側プレーヤーに対し、体当たりをする、あるいはハンドオフ、タグを取りに来た手を払うなどの接触行為。

2 防御側プレーヤーとの接触を誘発する可能性のある行為。具体的には以下のような行為を指す。
・ 待ちかまえている防御側プレーヤーに向かって、または接近して過度の速度で直線的に走る。
・ 複数のプレーヤーが近接して待ちかまえている狭い間隙を、過度の速度で走り抜けようとする。なお、選手間の間隙が狭いか否かはレフリーが判断する。
・ 防御側プレーヤーとの接触が予見されるにもかかわらず進路、速度を変更しないで走る。
・ タグを取られることが予見されるにもかかわらず、強引に直線的に走る。
・ タグを取られた後、停止・パスをしようとせずに前進する。
・ 進行方向に背中を向けて走る、相手を交わすために1回転以上回転する。等
 
*要はラインを作って待ち構えているところへ攻撃側は突っ込んではいけない、というものである。またタグ後、停止・パスをしないで走ればオーバーステップの反則となる。
 ちなみにオーバーステップの定義は「タグラグビーレフリングの手引き」によると以下の様になっている。
 反則の名称:オーバーステップ
タグを取られたらただちに前進をやめ、ボールを離さなくてはならない。めやすは3歩以内だが、すぐに前
進をやめられたのに故意に前進を続けたとレフリーが判断した場合は、たとえそれが3歩以内であったとし
ても反則とする。
* 『3歩以内』というのは、『3歩進む権利がある』という意味ではなく、「走っていて止まるのに3歩程度
必要であろう」という考え方の上に立っており、故意に進もうとするプレーヤーに対しては反則を適用します。
* タグを取られて『3歩以内』に
 ・タッチラインを踏む、または、タッチの外に出る
 ・タッチインゴールラインかデッドライン踏む、または、それらの外に出る
 ・ボールを前に落とす、または、前に投げる
 ・その他の反則をする
のいずれかが起きた場合は、その地点からそれまでボールと保持していなかったチームのフリーパスで
ゲームを再開します。

*誤解を生じやすいのがタグ後、タッチを出た場合は3歩以内なら、「タッチ」であり、攻撃権は相手に移る。にもかかわらず、タグを優先して攻撃側からのタグ継続でスタートするケースがたまにみられる。

*また、進行方向へ背中を向けて走る、相手をかわすために1回転するは、
ボールを持ったプレーヤーは、タグを取られないように手で押さえたり、体を一回転以上させることはでき
ない。
* からだを一回転以上回転(くるくる回る)させてタグを取られないようにすることを禁止します。
 と、こちらもレフリングの手引きに明記されている。

(2) 防御する時
1 タックル、あるいは体を接触させながらタグを取る、タグを取った後相手プレーヤーと接触する等の接触行為。
2 ボールを持っているプレーヤーとの接触を誘発する可能性のある行為。具体的には次のような行為を指す。
・ タグを取りにいく際に、自分からは遠い側のタグを取りに行く。
・ タグを取った後、ボールを持っているプレーヤーとの接触が避けられない体勢、速度でタグを取りに行く。
・ 接触が予見されるにもかかわらず、進路や速度を変えずに走り、タグを取りに行く。
・ ボールを持っているプレーヤーの後方から抱きつくようにしてタグを取る。
・ ボールを持ったプレーヤーの進行方向に足を出す。
・ ボールを持ったプレーヤーの進路を、身体や足でふさぎながらタグを取ろうとする。具体的には、ボールを持ったプレーヤーと正対した際に、接触する直前までタグを取ろうとせずに前進したり、相手を逃げられないような状態に追い込んでタグを取ったりする等の行為を指す。
・ 両手を広げて防御をする。
・ タグを取りに行く姿勢を取らずにボールを持っているプレーヤーに接近したり、ボールを持ったプレーヤーの前に立ちはだかったりする、等。
以上については、身体の接触がなく、体格、年齢関係なしに誰でも楽しくプレーできるというタグラグビーの理念を否定する行為である。試合中にこれらのプレーが発生した場合、レフリーは試合を停止し、プレーヤーに注意以上の処分を科す。また、競技役員は、同一チームに上記のような行為が頻繁に起きていると判断される場合には帯同コーチに対し警告以上の処分を与えることができる。

 *ホールディングやタックルで入るタグは全て接触を誘発する行為として禁止されてい
る。以前は、
試合中、相手プレーヤーと体がぶつかるプレーをすることはできない。
具体的には、タグを取りに来た手を払うこと、手で相手を突くこと、相手を捕まえること、体当たりするこ
となどであり、手を広げてのディフェンスも禁止とする。また、タグを取りにいく際に、自分からは遠い側
のタグを故意に取りに行くことにより、相手プレーヤーの前進を妨害し接触を誘発するタグの取り方も禁止

程度の規定しかなかったが、接触プレーが多く見られるようになり、かなり細かくきていされるようになってきた。

5. フリーパス
(1) 〔フリーパス〕とはボールを持ったプレーヤーがその位置から動かずに、レフリーの合図で、自分より後方のプレーヤーにパスをすることである。
(2) フリーパスが行われるときに、プレーヤー並びにレフリーは次のようにしなければならない。
1) ボールを持っている側
フリーパスからの最初のパスをもらうプレーヤーはパスをする選手から2m以内にいなくてはならない。走りながらパスを貰う場合はそのスタートする地点を2m以内とする。
2) 防御側のプレーヤー
防御側は速やかに5m下がらなくてはならない。
3)レフリーは防御側の全てのプレーヤーが5m下がったことを確認してからプレー開始の合図をする。防御側が速やかに後退しない場合、時間を空費する行為として罰する。 *レフリングの手引きでは、
* フリーパスは、必ず、レフリーの指示の後に行われ、クイック・スタートは認められません。レフリー
は、守るチームのプレーヤーが5m以上下がっていることを確認した後に、フリーパスを行う指示を出しま
す。(笛ではなく声やゼスチャーで指示します)

(3) インゴール及びゴールラインから5m以内のフィールドオブプレーではフリーパスは行われない。この地域でフリーパスが行われる状況が生じた場合、その地点と相対するゴールライン前5mの地点からフリーパスを行う〔5mフリーパス〕。
6. プレー
(1) 腰に2本のタグを付け、自立しているプレーヤーは、相手プレーヤーと接触もしくは接触を誘発しないかぎり、次の行為ができる。
1 ボールを持って自由に動くこと。
2 自分の真横、もしくは自分の後方にボールを投げること〔パス〕。
3 空中にあるボールを捕球すること。
4 地面にあるボールを拾うこと。
5 保持しているボールをインゴールにつけること。
6 ボールを持っているプレーヤーのタグを取ること。プレーヤーがタッチライン上、またはタッチラインの外にいても同様である。
(2) プレーヤーは次の行為をしてはならない。
1 2本のタグをそれぞれ左右の腰につけないでプレーする。
2 ボールを持っていない相手プレーヤーのタグを取る。
3 ボールを離したときの位置より前方にボールを投げる〔スローフォワード〕。
4 保持している、または手に触ったボールを前方に落とす〔ノックオン〕。ただし保持しているボールを地面に着けただけではノックオンにはならない。
5 相手をかわす以外の方法でタグを取ることを妨げる。
6 相手のボールを奪う
7 あらゆる種類のキック。
→罰:その地点で相手のフリーパス
(3) ボールを持ったプレーヤーがタッチラインを踏んだり超えたりした場合、また、投げたボールがタッチラインに触れたり超えたりした場合は〔タッチ〕となる。再開はタッチになった地点から相手側のフリーパスで行う。その際、ボールはタッチラインの外にいる、またはタッチライン上のプレーヤーが投げ入れる。
(4) ボールを持ったプレーヤー及びボールが、タッチインゴール及びデッドボールラインに触れた、または超えた場合、停止直前にボールを保持していなかった側の5mフリーパスで試合を再開する。
(5) インゴール及びゴールライン前5m以内で反則が起きた場合、相手側の5mフリーパスで再開する。
(6) プレーヤーが自チームのインゴールにボールを着けた場合、相手側のフリーパスで再開する。
(7) ボールを持っているプレーヤーが故意にではなく転倒した場合、レフリーは、それにより相手の防御の機会が失われた、あるいは試合の停滞が生じる、さらにプレーヤーの安全が確保できないと判断した場合、速やかに試合を停止しボールを保持していた側のフリーパス(タグの回数は継続)を命じる。ただし、プレーヤーの安全かつプレーの継続に関係がないと判断した場合はこの限りではない。故意の転倒は悪質な妨害行為である。
(8) 競技規則にない状況が起きた場合、レフリーは試合停止を命じ、停止直前にボールを保持していた側のフリーパスで再開する。
7. 得点〔トライ〕
(1) 得点〔トライ〕は、左右の腰に1本ずつのタグを着け、自立しているプレーヤーが相手インゴール〔ゴールラインを含む〕にボールを着けることによって得られる。トライによって得られる得点は1点である。
(2) 次の場合は得点が認められない。
1 ボールをインゴールに着けたときに両足がインゴールに入っていない。
2 インゴールでタグを取られた後、またはインゴール直前でタグを取られ、惰性でインゴールに入った後ボールを相手インゴールに着けた。
以上の場合、ボール保持側の5mフリーパスで試合を再開する。ただし、タグの回数は継続する。4回目のタグが発生したら防御側の5mフリーパスで再開する。
(3) ペナルティトライ
レフリーは防御側の反則行為がなければトライが与えられたと思われる場合は、〔ペナルティトライ〕を与える。
(4) トライ後の再開
トライ後の再開はセンターライン中央からトライをとられたチームのフリーパスにて行う。ただし、トライの後、防御側が接触行為等の妨害行為をした場合、レフリーは当該プレーヤーに警告以上の処分を与えた上で、センターライン中央でトライをした側にフリーパスを与える。
8. タグを取る行為〔タグ〕
(1) 〔タグ〕は防御側プレーヤーがボールを持っているプレーヤーのどちらかのタグを取ることによって成立する。
(2) タグが発生した場合、プレーヤーは速やかに次の行為を行う。
1) タグを取られたプレーヤーは直ちに前進を止め、ボールをパスする。違反行為は〔オーバーステップ〕。
2) タグを取ったプレーヤーはタグを相手に手渡して返す。タグを取られたプレーヤーはタグを腰に着ける。
→1) 2) に違反した場合の罰:その地点で相手のフリーパス。警告以上の罰が与えられる時もある。
(3) タグが発生すると、タグを取られたプレーヤーがボールを離した地点を基準として、ゴールラインに平行なオフサイドラインが生じる。オフサイドラインの前方にいる防御側のプレーヤーは速やかにオフサドラインの後方に下がる。下がりきれない防御側プレーヤーはボールを持った側のプレーヤーがパスをしたり走ったりするのを妨げないようにする。
→罰:その地点に相対する防御側オフサイドライン上で相手のフリーパス。

*オフサイドについては子どもも指導者も見極めが難しい。レフリングの手引きでは、
タグを取られたプレーヤーの地点を基準として、守るチームはその地点より相手側でプレーすることはでき
ない。
* この地点は、タグを取られた地点ではなく、前述10.で述べた『3歩以内』の位置となる。
* ボールを持ったプレーヤーがタグを取られても、それまでにタグを取られた回数が4回未満の場合はただ
ちにパスをすることによりプレーをすることができるが、その場合、守るチームのプレーヤーは、タグを
取られたプレーヤーの地点を基準にゴールラインに並行した線より下がらなくてはならない。下がらない
場合はオフサイドとなる。但し、プレーがただちに行われたため、下がりきれないプレーヤーは、一旦、
基準となる地点に下がるまでプレーに参加しなければ(または邪魔にならなければ)、レフリーはアドバ
ンテージを適用して反則を取らないこともある。
 *これは昨年、東京大会で経験したのだが、「オフサイドラインが発生しても、次のプレーヤがパスをもらって前進すれば、オフサイドポジションにいたディフェンスはオンサイドとなり、プレーに参加することができる」と事前打ち合わせで確認された。しかし、そのような条項はどこにも明記されておらずかつ(図がなくて申し訳ないが)、

・白い破線が『基準となる地点』に平行する線
・左のプレーヤー(相手側)が、一度、線の後ろに下がらずにパスを受けたプレーヤーのタグを取りに行っている
 と、レフリングの手引きではオンサイドどころか反則となっている。つまり、この場だけのローカルルールだったということになる。ところが昨年の打ち合わせ内容の確認・訂正がされずシーズンに突入したので、一部ではこのローカルルールが生きている結果となった。

(4) インゴールでタグが発生した場合、5mフリーパスで再開する(タグの回数は継続)。
(5) タグを4回取られた地点で、攻撃権は相手チームに移る。再開は相手側のフリーパスで行う。
9. アドバンテージ
レフリーは反則が生じてもプレーを継続することができる〔アドバンテージ〕。ただし、プレーヤーの安全が確保できないと判断した場合は速やかに停止を命じる。レフリーはアドバンテージを与えた側が地域的、戦術的利益を得られたと判断したらアドバンテージを解消する。そうでない場合は直ちにプレーを停止し、反則のあった地点で反則をしなかった側にフリーパスを与える。

 
 おつきあいいただき感謝である。*を除く文章が明文化されている全国ルールとその解説である。筋で言えば記載のないこれ以外のルールは、「ローカルルール」ということになる。全国の小学生が楽しくタグをプレーするために、ルールだけは曖昧であってはいけないと考える。「あっちではこう、こっちではこう」では、安心してプレーすることができない。統一するにはやはり細部にわたって明文化する必要があるのではないだろうか。そうすれば、指導者も選手もみなルールについて共通認識をもつことができる。
 勝負がかかれば熱くなるのもよく分かるが(私が言うか)、とにかく皆が楽しくタグを行うにはルールの共通認識が必要!みんなでルールを勉強しよう!!私ももう一度勉強しようっと。

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